ベンチュリーマスク(べんちゅりーますく)
患者の換気量に関わらず、設定した濃度の酸素量を送気することのできるマスク。
傾向と対策
実習でもあまり見る機会の少ないものなので、構造的に想像しにくいところかもしれません。図をよく理解し、ベンチュリーマスクの特徴、他の酸素マスクとの違いを明確にしておこう!
よくわかる解説
ベンチュリーマスクとは、患者の換気量に関わらず、設定した濃度の酸素量を送気できるよう設計された酸素マスクのことである。
通常は酸素ボンベや配管を通して送気する酸素はL(リットル)単位で計算される。この場合換気状況の違いから、実際に取り込んでいる酸素量は患者によって異なると言われている。
ベンチュリーマスクではこの酸素と周囲の空気を調整して送気(流量またはフローで調整)するので、設定する酸素濃度(Fio2)%で安定した濃度の空気を送気することが可能となる。
なお、ベンチュリーマスクではアダプターを交換し、酸素流量を24~50%程度まで設定することができる。
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