1→
SSRIは、一般的に
うつ病、
パニック障害、外傷後ストレス障害が対応になる。
効果として一度放出された
セロトニンの細胞内への再取り込みを阻害することで脳内の
セロトニン濃度を上昇させ、神経伝達をスムーズにし、抗うつ作用および抗不安作用を示す。
(第102回国家試験 午後50で類似)
2→
抗コリン作用には、便秘、排尿障害、胃部不快感、嘔気・嘔吐、口渇などの症状がある。
SSRIにも
抗コリン作用は認めるも、三環系抗うつ剤に比べると頻度も症状も軽い。
3→
SSRIは
うつ病が改善しても直ちに中断してはならない。
中断、減量に際して中断症候群(
幻聴、めまい、耳鳴り、ふらつき等)が起こる可能性があり、医師の指示に従うべきである。
4→
SSRIは開始後、徐々に増量しながら効果を得ていく薬剤である。開始後3日では効果はまだ十分に出ていない時期で、効果発現まで1~2週間はかかることから、3日以内の評価は意味がない。