1→NSTは
分娩監視装置を用いて妊婦に行う検査であり、胎児の健康状態を判定するための検査である。
2→NSTは通常40〜60分程度実施する。
胎児は20〜40分毎に睡眠と覚醒を繰り返すため、10分では判定が不可能である。
3→NSTは40〜60分に渡る検査となるため、
頻尿を伴いやすい妊婦には事前に排尿を済ませてもらってから検査を開始する。
4→NSTは半座位(
セミファーラー位)や
側臥位などで測定する。
仰臥位での測定は、増大した子宮が
下大静脈を圧迫して
血圧の低下を招く恐れがあるため避ける。
5→NSTでの固定用ベルトは2本使用する。
1本は
胎児心拍計であり、もう1本は陣痛計である。