第108回看護師国家試験 午後24

1→橋や延髄は「脳幹」と呼ばれる位置にあり、大脳と小脳、延髄を連絡する神経通路である。
循環や呼吸などの生命に欠かせない機能を有しているが、体温は調節しない。

2→延髄は橋と共に脳幹と呼ばれており、大脳と小脳、延髄を連絡する神経通路である。
循環や呼吸などの生命に欠かせない機能を有しているが、体温は調節しない。

3→小脳は身体の運動を司る役割を担っており、筋緊張や身体の平衡感覚に関する情報を処理し、姿勢や運動を制御、調節している。
体温調節には関わっていない。

4→大脳皮質は随意運動の司令を送り出しており、全身でキャッチした外界の情報を処理して思考や判断を行っている。
温度知覚には関与するが、体温の調節はしない。

5→視床下部には自律神経や内分泌系の中枢が存在し、体内環境の調節する役割をもつ。
体温調節中枢や体液を調節する中枢は視床下部に存在する。