(次の文を読み94、95、96の問いに答えよ。)
Aさん(37歳、女性、会社員)は、夫(38歳)と2人暮らし。身長155cm、体重57kg。Aさんは、入浴中に右胸のしこりに気づき、病院を受診した。乳房
超音波検査で右乳房外側下部に、直径約3cmの腫瘤が認められた。医師から
乳癌の可能性が高いと説明され、検査を受けたところ、右
乳癌と診断された。
(第 94 問)
確定診断のため、Aさんに行われた検査はどれか。
1→
MRIは、乳腺疾患の良性・悪性の鑑別や、癌の病巣の広がり、程度、
リンパ節への
転移などを診断するには有用であるが、主に確定診断後に実施される検査である。
2→他の多くの癌と同様に、
乳癌でも確定診断には針
生検による組織の採取と病理診断が必要である。
3→
PET-CTは、主に
乳癌の確定診断後に行われる検査であり、癌の遠隔
転移や
リンパ節転移の有無などを評価するために使用される。
4→
マンモグラフィーは、乳
がん検診でスクリーニングとして行われる検査であり、石灰化や腫瘤などの所見や乳腺疾患を診断するのに有用であるが、確定診断には用いられない。