1→
クローン病では、不溶性の食物繊維は腸管への負担が大きいので避けるべきである。
食事療法の基本は高カロリー、低脂肪、
低残渣食である。
2→
クローン病は腸管の慢性の
炎症であるため、腸管からの
タンパク質の漏出が発生する。
そのため
蛋白質の摂取は重要であるが、過剰な免疫反応を起こす場合もあるため、個人の症状に応じて
経腸栄養剤を使用したり、
脂質や
蛋白質を摂取しすぎないように指導することもある。
3→脂肪は腸管を刺激し、蠕動運動を亢進させるため、腹痛や下痢の原因となりやすいので控えるべきである。
4→炭水化物は腸管への負担が少ないため、安全かつ効率的に摂取可能なエネルギー源である。
摂取のしすぎは問題になるが、あえて控える必要はない。