1→腹部の打診で固い腫瘤は確認出来ない。
硬さの
アセスメントは触診によって確認できる項目で、便塊の存在や嚢胞、
がんなどを示唆する所見である。
腹部の打診で確認が可能なのは、濁音による便塊の有無などである。
2→
筋性防御は触診を行う際の
アセスメント項目であり、打診では確認できない。
腹膜炎や内臓疾患などの
炎症が腹壁に及んでいる場合には、腹部触診時に腹筋の緊張が起こり抵抗が生じるという所見である。
4→腹部の打診を行うことで、鼓音や濁音の確認が可能である。
便秘が原因で腸内にガスが溜まっている場合は鼓音が、便塊や
腹水などの液体が貯留している場合は濁音が確認できる。