第107回看護師国家試験 午後78

1→肺結核は結核菌の感染により発症する感染症である。
筋骨格系の加齢との関連はない。

2→骨盤脱臓器とは、女性の骨盤内に位置している子宮や膀胱、直腸などの臓器が骨盤底筋群の障害により下降して膣の入り口から外に飛び出してしまう状態である。子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤などの名前で呼ばれることもあるが、同時に起こることも多く、総称して骨盤臓器脱という。

3→前立腺肥大症は加齢に伴い前立腺が肥大するすることで尿道や膀胱が圧迫され、排尿障害を生じる疾患である。
前立腺肥大には男性ホルモンの関与が指摘されている。

4→加齢黄斑変性は、加齢に伴い網膜の中心部分の黄斑障害をきたす疾患であり、視力低下やゆがみ、中心暗点などの症状をきたす。

5→COPDは喫煙が主な原因であり、有害物質に長期間暴露されることで呼吸機能が障害されて生じる肺の炎症性疾患である。
筋骨格系の加齢とは関連がない。