1→
尿崩症とは、
バソプレシンの分泌障害または腎臓の
バソプレシンの反応が低下し、
多尿を起こすものをいう。Aさんの場合、当てはまらない。
2→がれきなど重いものに腰や腕、大腿などが長時間挟まれ、筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こす。それに伴ってミオグロビンや
カリウムといった物質が血中に混じると毒性の高い物質が蓄積される。その後救助される時に圧迫されていた部分が解放されると、血流を通じて毒素が急激に全身へ広がり、
高カリウム血症による致死性
不整脈により死に至る可能性が高い。これをクラッシュ症候群という。
3→筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こしミオグロビンが血中に漏出するため高ミオグロビン血症となる。尿中にも漏出して茶褐色尿になり、ミオグロビンが
尿細管を壊死させ、
急性腎不全を起こす可能性がある。