次の文を読み〔午前問題109〕、〔午前問題110〕、〔午前問題111〕の問いに答えよ。
Aさん(35歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。妊娠28週2日、
妊婦健康診査で胎盤が内子宮口を全部覆っていると指摘された。自覚症状はない。その他の妊娠経過に異常は認められていない。Aさんは、身長155cm、体重56kg(非妊時体重50kg)である。
〔午前問題110〕
その後、Aさんの妊娠経過は順調で、妊娠37週0日の午後1時から
帝王切開術が予定された。手術前日の対応で最も適切なのはどれか。
1→
浣腸により子宮が収縮し、陣痛を誘発する可能性がある為、手術当日に
浣腸をすることはあるが、手術前日には行わない。
2→
帝王切開等の手術は、夜21時以降から禁食となる場合が多く、夕食を抜く必要はない。
3→
前置胎盤での
帝王切開は、大量に出血する可能性がある為、
輸血や
血液製剤の準備を確認しておく。
4→麻酔の影響による
深部静脈血栓症を予防する為に、手術中~術後(離床するまで)にかけて下肢に間欠的空気圧迫装置(フットポンプ)を使用するが、前日からは使用しない。