帝王切開術(ていおうせっかいじゅつ)

帝王切開術は、手術により胎児を娩出すること。

傾向と対策

帝王切開術の前後での①看護ケアのポイント②帝王切開術で高まるリスクにはどういったものがあるのか、知っておこう。

よくわかる解説

看護ケアのポイント

帝王切開では自分で産んだ実感を持てないことが多いため、褥婦が帝王切開での分娩を肯定的にとらえられるように関わることが必要である。
帝王切開などの分娩でも術後まもなく、手術室で対面する。仮に直ぐに対面でき無い状態でも可能な限り早期母児接触の支援を行う事が望ましい。
出生直後は、新生児は外界への感覚が最も敏感な時期であり、また母子愛着形成のスタートとしても重要な時期である。


帝王切開術で高まるリスク

1)帝王切開では、静脈血栓塞栓症のリスクが上がり、肺塞栓症は最も注意すべき障害である。予防のため、手術前から歩行が問題なく行えるようになるまでは弾性ストッキングを着用する。

2)帝王切開が適応されるのは、前置胎盤や、骨盤位、既往帝王切開などがある。なお、前置胎盤での帝王切開の際は、大量出血が予測されるため、輸血などの準備が必要となる。

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