在胎38週に正常
分娩で出生した児で、体重2,400gの児が体重3,000gの児に比べて起こしやすい症状はどれか。
1→
低出生体重児は、
低血糖になりやすい。
出生後、母体の胎盤から
グルコース供給が途絶えると、新生児の血糖は一時的に低下する。その後、新生児自身で蓄えた糖が使われるようになり
血糖値は上昇するが、蓄えた糖が少ない
低出生体重児では
低血糖を起こしやすい。
2→
先天性心疾患は心雑音が聞かれる原因であるが、出生体重に左右されない。
3→
低出生体重児は、皮下脂肪が少なく、体重に対する体表面積が大きい為、体温を喪失しやすい。よって、
低出生体重児は
低体温になりやすい。
4→新生児の呼吸に必要な
肺サーファクタントは、妊娠33~36週ごろに分泌される。よって、無呼吸は在胎日数が短い早産児に影響がある。38週で正常
分娩した児の肺は、正常に機能していると考えられる為、体重の影響はないと考えられる。