1→
臍帯は、出生後から乾燥しはじめ、生後7~14日で脱落する。
生後4日での
臍帯の乾燥は、正常な経過である。
2→生後3~5日目をピークとして、出生時より5~10%体重が減少することを、
生理的体重減少という。体重は、生後1~2週間で元に戻る。
生後4日目での7%の体重減少は、正常範囲内である。
3→新生児の初回の排便は、胎便とよばれる黒緑色の便である。
生後3~5日くらいで、黄色が混じった便から黄金色泥状の
移行便になる。
生後4日目での黒緑色の便は、正常を逸脱している。
4→新生児は、
食道胃接合部(噴門部)の括約筋が発達しておらず、
排気として空気を出しやすい構造となっている。そのため、
排気とともに少量の
母乳を吐く溢乳や
吐乳が生じやすい。
新生児の正常な経過である。
5→
分娩までは
羊水中に浮かんでおり、皮膚は湿潤した状態である。出生後は乾燥した空気や光にさらされるため、皮膚は急激に乾燥し剥がれ落ちた状態になる。
新生児落屑であり、正常な経過である。