次の文を読み〔午前問題109〕、〔午前問題110〕、〔午前問題111〕の問いに答えよ。
Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは、出生直後から心雑音を認め、中等度の
心室中隔欠損症と診断された。
強心薬と
利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、
心不全の治療のため
入院となった。
入院時、Aちゃんは体重5,050g、体温37.6℃、
呼吸数52/分、発汗が著明である。
チアノーゼはみられない。ミルクは約100mL/回を1日6、7回哺乳している。
〔午前問題110〕
Aちゃんの看護計画で適切なのはどれか。
1→
心不全の治療中であるため、1日2回の入浴は心臓への負荷が大きい。
症状の改善がみられるまでは
清拭で対応するのが適切である。
2→
強心薬や
利尿薬を使用しているため、インとアウトのバランスを観察し体重の変化を把握することが必要である。
心不全悪化徴候を見逃さないように、毎朝決まった時間に同じ条件で体重を測定する。
3→ミルクは一日に600~700ml哺乳できており、月例相当の哺乳量と考えられる。
水分の摂取過多は
心不全が悪化する可能性があるため適切ではない。
4→
フォローアップミルクは
離乳期にある児の栄養を補う目的で使用するものであり、生後3ヶ月では必要がない。