ベンゾジアゼピン系薬を服用中の高齢者について、若年者と比較した特徴で正しいのはどれか。
1→
ベンゾジアゼピン系薬などの中枢神経抑制薬は、高齢者において感受性が高くなる。
これは、
薬物動態における分布が影響を受けるためである。
2→高齢者は、加齢によって
肝臓での薬物代謝機能や腎機能が低下しやすいため、半減期が延長して薬物の作用が持続しやすくなる特徴がある。
3→ベンゾジアゼピン系の薬剤はアルコールの他、様々な薬剤と
相互作用が起こることが知られている。
高齢者は複数の疾患を併発していることが多く、多剤併用の機会が増えるため
相互作用が起こりやすい環境にある。
4→高齢者は、加齢により
肝臓や腎臓においての薬物代謝能力が低下していることに加え、体内の
水分量も減少するため、薬物の
血中濃度が高くなりやすい。