第106回看護師国家試験 午前15

1→身体拘束による拘束状況は、せん妄の促進因子となる。
せん妄とは、一時的な脳の機能障害により、軽度から中等度の意識混濁や、妄想や幻覚、不穏、興奮などを伴う意識の変容をいう。
せん妄の誘発因子としては、疼痛、身体拘束、環境の変化、心理的ストレス、睡眠障害などがある。

2→心血管障害は、せん妄を引き起こす促進因子ではなく、直接因子である。

3→貧血はせん妄を引き起こす促進因子ではなく、直接因子である。

4→呼吸障害はせん妄を引き起こす促進因子ではなく、直接因子である。