1→尋常性白斑とは、色素細胞が減少したり消失したりすることで白斑が生じる後天的な疾患である。
皮膚の色素の一部が脱色してしまい、白斑が生じるため目立ちやすい。
自己免疫疾患であるという説が有力だが、詳細は不明である。
2→急性灰白髄炎は、別名ポリオや小児麻痺と呼ばれるウィルス感染症である。
ポリオウィルスが中枢神経に感染することによって四肢の急性弛緩性麻痺が生ずるため、先天異常ではない。
3→重症筋無力症は、自己免疫性疾患の難病であり、アセチルコリンレセプターに対し、抗アセチルコリンレセプター抗体という自己抗体が作られ、破壊されることにより、眼瞼下垂や筋力の低下、易疲労性が起こる。
一般的に重症筋無力症は後天的な疾患であるが、遺伝による先天性筋無力症候群という別の疾患も存在する。
4→心房中隔欠損症は代表的な先天性疾患であり、右心房と左心房を隔てている壁(心房中隔)に欠損口が存在する状態である。
先天性奇形(先天異常)の一種とされているが、生後1年ほどで自然に閉鎖することも多い。