1→Aさんが受ける検査は胃内視鏡検査であるため、
下剤の内服は不要である。
胃内視鏡検査では、前日の夜以降の絶飲食が必要である。
下剤の内服が必要なのは大腸など下部消化管の検査の場合である。
2→胃内視鏡検査の前処置として使用する胃の蠕動運動を抑える薬(
抗コリン剤など)には、
前立腺肥大を悪化させる副作用がある。
投与
禁忌対象となるため、
緑内障や
心疾患などについてもあらかじめ既往の有無を確認する必要がある。
3→胃内視鏡検査では胃の形状に沿って内視鏡を挿入するため、左
側臥位の姿勢をとる。
4→検査時には
咽頭麻酔を行うため、検査後は麻酔が切れるまで1〜2時間程度は絶飲食にする必要がある。