傾向と対策
月経周期に応じて①高温相と低温相を基礎体温が示す際のホルモンの変化と、②妊娠により基礎体温がどう変化するのか、把握しておこう!
よくわかる解説
生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のことで、継続的に測定することで、ホルモンバランスや月経期、排卵期などを知ることができる。
ホルモンの変化
月経周期に応じて、高温相と低温相とに分かれる。月経が始まる頃に低温相となり、排卵日頃から体温が上昇し高温相となる。高温相は、黄体期にあたり、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で高温になる。その影響で乳房緊満感や乳房痛などが観察される。
妊娠時の変化
妊娠が成立された場合は胎盤が完成されるころまでは体温が高温相を維持し、胎盤が形成されると、胎盤由来のプロゲステロンが分泌され、高温相にはならない。