蓄尿（ちくにょう）

蓄尿とはある一定時間貯めた尿のこと

傾向と対策

膀胱留置カテーテルに接続している蓄尿バックの ①日常の管理上の注意についてと、蓄尿検査における②検体の採取方法について、おさらいしておこう！

よくわかる解説

日常の管理上の注意

１）溜まった尿の破棄は、体位変換ごとではなく12時間ごと、又は畜尿バッグの8割ほどどの尿がたまったときに空にする必要がある。

２）膀胱留置カテーテルは尿路感染症のリスクが高くなるため、浮遊物の有無や色などの尿の状態観察は必要である。

３）カテーテルを固定するテープの位置を変えることで、固定テープによる皮膚トラブルを防止する必要がある。

蓄尿検査

一回分の尿では計り知れない部分の検査に対して行う検査で、通常1日24時間分を蓄尿することで行われる検査。

検体の採取方法

24時間蓄尿は、排尿を済ませ膀胱を空にした状態から24時間の畜尿を開始し、24時間蓄尿された全尿すべてを検査するのではなく、よく混和した全尿の一部を採取し提出する。また、一部尿とともに、24時間全尿の尿量の記録も提出する。

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