テタニー(てたにー)

テタニーは、低カルシウム血症により誘発される、四肢や顔面の硬直性けいれんのこと

傾向と対策

テタニーを起こしやすい疾患関連する手術をおさえておこう!

よくわかる解説

テタニー

テタニーとは、副甲状腺機能低下症過換気症候群などが原因で、血中の二酸化炭素濃度が低下し低カルシウム血症を引き起こすことによって、末梢神経の興奮性が高まり、筋肉が痙攣(手足の痺れ)をおこす状態のことである。口の周りのしびれ感を伴うこともある。


関連する手術

甲状腺全摘出術では、血中のカルシウム濃度を調節する副甲状腺も同時に摘出することが多いため、低カルシウム血症となりテタニーが生じやすい。
この場合、カルシウム剤を与薬カルシウムの補充を行う。


ちなみに

潜在性テタニーを誘発させる方法として、クボステック徴候やトルソー徴候が有名であるが、この二つがどのような徴候なのかを国試で問われた事は無い。
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