大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)

大腿骨頸部骨折は、大腿骨の頸部で骨折する病態。

傾向と対策

大腿骨頸部骨折は①どういった人に多い骨折か②手術後の看護ケアについて把握しておこう!

よくわかる解説

大腿骨頚部骨折とは

大腿骨頚部骨折は、高齢者の転倒で生じやすい骨折。大腿骨頚部骨折は非常に骨癒合しにくく、骨頭壊死を引き起こす。寝たきり予防の為にも、人工骨頭置換術などの外科手術が第一選択となる。
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術後の合併症

1)脱臼腓骨神経麻痺などがあり、予防のために、患肢は外転中間位に保持する。

2)長時間の臥床などにより下肢の静脈血栓ができる深部静脈血栓症が合併しやすい。血栓は歩行開始に血行に乗って流れ、肺塞栓症を引き起こす可能性もあり注意が必要である。


アセスメントでの注意事項

術後管理とともに、原因の多くが転倒であることなど考慮すると、身体的要因や生活環境などの情報収集、再転倒予防のケアを行うことが重要である。

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