発達課題(はったつかだい)

発達課題とは、年齢に応じたそれぞれの発達段階で達成すべき課題のこと。

傾向と対策

発達課題について、①ハヴィガースト②エリクソンが唱える特徴を、表などに整理しておこう!
文献等によって、言葉の表現が若干異なる部分もあるため、意味をしっかりとおさえておこう!

よくわかる解説

発達課題には、主に、ハヴィガースト、R.J.やエリクソンにより提唱された理論がある。

ハヴィガースト、R.Jの発達課題

発達課題は全ての時期、年齢段階に存在し、各発達段階の課題の達成により、次の段階への移行が形成される。発達課題の達成は個人の生活と関連し、身体面の変化と関係している。
例えば老年期においては「肉体的な力と健康の衰退に適応する」ことが発達課題とされている。

次の6つの段階に分かれる。
乳・幼児期:生きるために必要なもの
児童期:社会生活への適応 個人としての自立 同年代の友人 読み、書き、計算の基礎的技能
青年期:精神的、経済的な独立 職業の選択、同年代の男女との新しい関係
壮年期:新たな集団(家庭)を作る 
中年期:次世代への継承、援助。 大人の余暇活動の充実 老年の親への適応
老年期:死と向かい合う 健康の衰退、収入減に適応する 同年代との関係


エリクソン発達課題

必ずしも成功のみが良いわけでなく、不成功も経験する必要がある。前段階の発達課題が次段階の発達段階の基礎となる。
次の8つに分けられている。
乳児期:基本的信頼感 対 不信感
幼児前期:自律性 対 恥・疑惑
幼児後期:自発性 対 罪悪感
学童期:勤勉性 対 劣等感
青年期:自我同一性の確立 対 自我同一性の拡散
成人期:親密性 対 孤独感
壮年期:世代性 対 停滞
老年期:自己統合 対 絶望・嫌悪

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