1→年をとると耳は「高い音」から聞こえにくくなります。たとえば、電子レンジの「ピッ」という音や、子どもの声が聞き取りにくくなるのが特徴です。保持されるのではなく低下するので誤りです。
2→皮ふや神経が年齢とともに鈍くなるため、けがややけどをしても気づきにくくなります。特に「床ずれ(
褥瘡)」の痛みに気づきにくいことがあり、悪化するまで放置される危険もあります。正しいです。
3→
味覚は「感じにくくなる」ので、正しくは「閾値(感じるために必要な刺激)が上がる」といえます。だから昔と同じ料理でも「味が薄い」と感じ、塩分を多く取りがちになるため
高血圧にもつながりやすいです。誤りです。
4→「
暗順応」とは、明るい場所から暗い場所に入ったとき、目が慣れて物が見えるようになる力のことです。高齢になるとこの働きが弱まり、夜中にトイレに行くときなどに転倒するリスクが高くなります。正しいです。
5→においを感じる力も年齢とともに落ちます。たとえばガス漏れや焦げたにおいに気づきにくくなることがあり、火事や事故のリスクにつながります。保持されるわけではないので誤りです。