Aさん(63歳、男性)は妻と2人暮らしで、
肺癌の
終末期で在宅医療を受けて医療用麻薬を使用中である。看護師が訪問したとき、Aさんは椅子に座って咳をしながら苦痛に耐えている様子であった。妻は「
レスキュー薬が効くまでは苦しそうなので、何か私にできることはありますか」と
訪問看護師に尋ねた。
このときの
訪問看護師の妻への対応で適切なのはどれか。
1→「
レスキュー薬が効くまでは」と妻も言っているように、医療用麻薬を服用後は痛みが落ち着くという認識がある様子。
この状況で救急車要請は不適切。
2→咳もあり苦痛(呼吸苦)が出現していると考えられるため、肺が拡張しやすく楽に呼吸ができる座位のままでよい。
3→Aさんの不安を軽減するため妻が寄り添える状況を作れるようかかわる。
4→
レスキュー薬の一回量は決まっているため2倍量の服用を勧めるのは不適切。