第110回看護師国家試験 午後21

1→空気感染とは、呼吸する時に病原体の粒子を吸い込むことで感染するため、手袋では防止できない。接触感染には有効である。

2→空気予防策は、肺結核、麻疹、水痘などの医療従事者のN95マスクの着用、陰圧制御、換気などの特殊な空調を有する病室管理が必要である。
N95マスクは、空気中を浮遊する0.5μm以下の飛沫核に対し、0.3μm以上の微粒子を95%以上捕集することが可能であるため、空気感染の予防に効果がある。
医療従事者のN95マスクの着用に際しては、フィットテストなど確実な使用法が必要であるとともに、マスクの選定にあたっては、様々なマスクによる異なるフィット性能について考慮することも重要である。

3→空気感染とは、呼吸する時に病原体の粒子を吸い込むことで感染するため、シューズカバーでは防止できない。

4→フェイスシールドをマスクと併用することで飛沫感染をより防止するために有効だが、フェイスシールド単体では空気感染は防げない。