1→
大動脈弁には通常で開閉部分(弁尖)が3つある。
三尖弁のうちの二つが分離発育せずに開閉部分(弁尖)が2つ(=二尖弁)になっている状態。
先天性の二尖弁は比較的多い
先天異常で全体の約2%程度に存在し、これ自体が問題になることはありません。(学校健診などで心臓
超音波検査をすれば100人に2人はこの異常を持っている頻度)
二尖弁そのものが病気というわけではなく、開閉部分が2つしかないことで弁に過度な負担がかかり、逆流や
大動脈弁狭窄症を来す主要な原因の一つです。
2→
大動脈弁狭窄症では収縮期に血液が駆出できないため、
心拍出量が低下し、
大動脈に過度な負荷がかかるので
大動脈が拡張し、弁尖の肥厚・石灰化がおこり、弁の可動性・開放が制限され
血圧低下、狭心痛を起こす病気。