Aさん(78歳、男性)は、妻(75歳)と2人暮らし。
脳梗塞(cerebral infarction)の既往がある。妻から「最近、夫は食事をむせずに食べることができるが、口の中に食べ物が残っていることが多い。夫の食事について助言が欲しい」と
訪問看護師に相談があった。妻への
訪問看護師の助言で適切なのはどれか。
1→とろみをつけると
誤嚥予防になるが、Aさんはむせずに食べることができている。
現時点での助言としては不適切である。
2→自助具は自分で食事しやすくできるようにする補助具のことである。
口の中に食べ物が残ることへの解決にはならないため適切ではない。
3→口の中に食べ物が残ることは下の動きが弱くなっていることが考えらえる。
量を少なくしても口の中に食べ物が残る可能性がある。したがって、適切ではない。
4→
脳梗塞により舌の動きが麻痺していることが考えられる。
舌の運動をすることにより、舌の
嚥下運動が促されるので、適切である。