次の文を読み100、101、102の問いに答えよ。
Aさん(80歳、男性)は、(妻80歳)と2人暮らし。血管性
認知症(vascular dementia)で
パーキンソニズムがみられる。
認知症高齢者の
日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が
入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時のAさんは歩行開始困難、加速歩行、
すくみ足などの歩行障害がみられた。Aさんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。
問題100
Aさんへの歩行指導で適切なのはどれか。
1→
パーキンソン病は錐体外路障害があり、方向転換を素早く行おうとすると転倒の可能性が高くなるので適切ではない。
2→前傾姿勢防止のためにも、目線は足元の方ではなく、目線をあげるように指導する。
3→足踏みをしてから歩くようにすると
すくみ足や
小刻み歩行を軽減することができる。
4→転倒防止の為にもすり足ではなく、かかとから足をつくように意識して歩くことが重要である。