日常生活自立度判定基準(にちじょうせいかつじりつどはんていきじゅん)

日常生活自立度判定基準は、なんらかの障害を持つ高齢者が、日常生活を自身でどの程度行うことができるかを指標化したもの

傾向と対策

日常生活自立度判定基準について、ランク別にどのようなことまでできるのかを、把握しておこう!

よくわかる解説

判定基準

日常生活自立度判定基準には大別して2つある。ひとつは、認知症高齢者に対するもの。もうひとつは、身体的な障害から、寝たきりになりつつある高齢者に対するものである。

国試では認知症高齢者の日常生活自立度判定が問われているので、ここでは認知症高齢者のみに絞って取り扱う。


認知症高齢者の日常生活自立度判定基準

ランクI:何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している。
ランクII:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる(家庭外の場合はa、家庭内の場合はb)
ランクⅢ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする(日中の場合はa、夜間の場合はb)
ランクⅣ:日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする。
ランクM:著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療 を必要とする。
図で見た方がわかりやすいので下記を参照すること。
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