1→
入院患者の
せん妄は、
入院による
生活リズムや環境の変化、身体的苦痛、不安などの精神的要因、
睡眠障害などにより発症しやすくなる。
そのため、日中は可能な限り離床を促し、
生活リズムを整えることは予防的介入として適切である。
2→昼間は部屋に日光を取り入れるようにして室内を適度に明るくし、夜は暗くすることにより睡眠と覚醒のリズムを整えるのがよい。
3→家族や知人の面会は患者に安心感をもらたし、不安の軽減につながるため、患者の負担にならない範囲で可能な限り面会の協力を得るのが望ましい。
4→夕方に睡眠を取ってしまうと睡眠と覚醒のサイクルが乱れてしまい、夜間の睡眠が障害されやすくなる。
夜間の覚醒は
せん妄につながるため、夕方以降は昼寝をさせないほうがよい。