1→
ヒ素は自然環境中に広く存在する物質であるが、体内に入って来た場合には、健康障害を起こすとされ、大量に摂取すると発熱、下痢、嘔吐、興奮、脱毛などの症状を起こし、重篤な事例においては多臓器不全から死に至ることもある。
2→フロンは、人体には影響がなく、優れた性能を持つ物質だが、有害な紫外線を遮る役割であるオゾン層を破壊することで知られている。
フロンガスは
地球温暖化にも関与している物質で、オゾン層が薄くなったり、穴が開いてしまうと皮膚病や
白内障などのリスクが高くなる。
3→
窒素酸化物は、空気中で石油や石炭などを燃焼、合成、分解等の処理を行う過程において必ず発生する物質で、大気中に排出されたあと、酸素と結びつき、紫外線により化学反応を起こし、
光化学オキシダントとなる。
光化学オキシダントはスモッグの原因物質で、工場や自動車などから排出されることで知られており、目や肺などの粘膜に付着し
炎症を引き起こす。
4→
ホルムアルデヒドは接着剤、塗料、防腐剤など建材に広く用いられている物質であるが、発
がん性が高く
シックハウス症候群の原因物質の一つとして知られている。
濃度については厳しく規制されており、濃度が高い場合には、目やノド、呼吸器、皮膚に
炎症を起こす。