訪問看護師が
人工肛門を造設して退院した在宅療養者を訪問すると「便が漏れるため外出ができない」と相談を受けた。観察すると、
ストーマパウチの面板が皮膚に密着していない。看護師の対応で適切なのはどれか。
1→
ストーマの交換は、便汚染の拡大を防ぐため手袋を着用して清潔操作で行うが、
無菌操作の必要はない。
2→頻回に交換することで、皮膚への刺激となり皮膚障害を起こすことがあるため適切ではない。2~3日に1回に交換する。
3→
ストーマパウチの面板を温めることで、粘着性が高まり、より皮膚を密着させることができる。
4→面版を
人工肛門より小さめに切ると、うまく皮膚の密着せずに漏れたり、
人工肛門を傷つけてしまうため適切ではない。面版は
人工肛門よりも2~3mm大きめに切る。
5→腹壁の皮膚を寄せると、たるみができ密着させることができず、漏れる原因となるため適切ではない。
腹壁の皮膚を
伸展させてから、
ストーマパウチの面板を貼付する。