1→
糖尿病の合併症として、
糖尿病神経障害がある。
末梢の対称性
感覚障害、運動神経障害、
自律神経障害が起こり、運動神経は温存されない。
2→感覚神経も運動神経も末梢から障害が現れ、左右対称で障害が起こるのが特徴である。中枢からではない。
3→
糖尿病神経障害は、三大合併症の中でも比較的早期に発症する。次に
網膜症、腎症の順で発症することが多い。
4→
低血糖になると、通常は自律神経の興奮の影響で自覚症状がある。
しかし、
自律神経障害があると手足の震えや動悸、冷汗などの
低血糖の警告症状が出現せずに、
意識障害を来す無自覚性
低血糖が生じることがある。