1→疼痛の軽減の効果はない。選択肢3の解説を参照
2→
体位ドレナージは
喀痰が貯留している部位を上にして
喀痰排泄を促進する方法で、睡眠を促進する効果はない。選択肢3の解説を参照
3→
体位ドレナージとは、痰の自己喀出が困難な患者に対し、
気道に貯留している痰などの分泌物の排出を促進させることが目的で行われる。
体位ドレナージは、痰が貯留している部位を上にして、重力を活かすことで痰の排出をしやすくする方法である。
また、自己排痰困難な患者に対して、
喀痰喀出を促進させる方法として、タッピングや
スクイージング等も行われる。
4→
廃用症候群とは、身体を動かさない事で筋骨格系や呼吸器、循環器、精神神経系等の機能が低下し、日常生活自立度(
ADL)が低下した状態をさす。
原因として、長期臥床があり、疾患や治療等による安静の為に発症する。高齢患者での発症が多い。
廃用症候群予防では、出来るだけ寝ている状態を継続させない事が重要である為、離床、
関節可動域運動等のリハビリテーションが行われる。
体位ドレナージは
喀痰貯留をしている部位を上にし、
体位保持をして
喀痰貯留を促すもので
廃用症候群の予防にはならない。