1→抗酒薬は、アルコールの代謝を阻害して不快感をもたらすことで飲酒行動を抑制するものだが、昨夜まで飲酒をしており、現時点で抗酒薬を服用すると、アルコールの分解が阻害され急性中毒症状を起こす可能性があるため、現時点では抗酒薬については説明をする必要はない。
2→今後断酒していくうえで断酒会に参加する必要性はあるが、
入院当日に説明する必要性は低い。
3→
入院前日まで飲酒をしており、飲酒をやめることによる離脱症状で振戦や
せん妄が起こる可能性が高い。
4→ストレス行動対処療法は、アルコールから開放され、身体合併症状治療が終了した後にリハビリテーション治療として行われるもので、
入院当日に行うことではない。