次の文を読み〔午前問題115〕、〔午前問題116〕、〔午前問題117〕の問いに答えよ。
A君(8歳、男児)。公園から自転車で帰宅途中に転倒し、利き腕である右肘を強打した。疼痛と腫脹とがあり受診した。単純エックス線撮影の結果、 右
上腕骨顆上骨折と診断され、治療のために
入院した。
〔午前問題116〕
入院後2日。全身麻酔下で骨接合術が施行され、再び上腕から手関節までシーネ固定を行った。術後の全身状態は安定しており、夕食から食事が開始された。このときのA君の食事摂取の方法で最も適切なのはどれか。
1→骨折部位は右上肢であり、術後の全身状態は安定しているため、
側臥位で食事摂取する必要はない。座位で食事摂取できる状態である。
2→消化器系の疾患ではなく消化機能は問題ないので、全粥食または普通食からの食事開始でよい。
3→右上肢はシーネ固定されており、疼痛なども出現する可能性があるため、右上肢は動かしにくく安静保持も必要である。
健側である左手を用いて食事摂取する。
4→右上肢はシーネ固定中であり、右手での食事摂取は不可能である。