Aさん(24歳、女性)は、2か月前に交通事故で受傷した。それ以来、事故の夢をみたり、事故の様子が突然よみがえるようになり、怖くて仕事が手につかないと訴えている。最も考えられる障害はどれか。
1→
パニック障害は、閉鎖的な空間や道端などで突然強いストレスを感じて、
呼吸困難、めまい、動悸などの
自律神経症状と不安感が発作的に起こる症状である。
2→
急性ストレス障害は、心的外傷を経験した後、神経症状が見られるもので、症状自体は1か月くらいで消失する。
3→外傷後の心的ストレス障害が2か月に渡って継続しているため、外傷後ストレス障害と思われる。
4→境界性パーソナリティ障害は、
思春期又は
成人期に多い人格障害である。対人関係や感情・思考のコントロールができなくなり、
自殺など衝動的な自己破壊行為などを繰り返す。