1→誤りです。乳児では
橈骨動脈よりも
上腕動脈あるいは
大腿動脈の方が触知しやすいため、これらの動脈が
脈拍の確認に推奨されます。特に、
上腕動脈の触知は肩甲骨の内側と上腕骨の間で行うのが一般的です。
2→正解です。乳児において意識の確認は、痛み刺激を用いて行います。乳児の場合、足底を軽く叩くことで痛み刺激を与え、意識レベルを確認することが一般的です。乳児が反応しない場合、救命処置を開始する必要があります。
3→誤りです。成人の救命処置において
胸骨圧迫と
人工呼吸の比率が30:2ですが、乳児の場合、二人の救助者がいる際の比率は15:2が推奨されます。これは乳児の生理学的な差異に基づいたもので、より頻繁な換気が必要とされるためです。
4→誤りです。
胸骨圧迫は乳児においても成人と同様に、一分間に100から120回の速さで行うのが一般的です。130~150回/分は推奨される範囲を超えており、効果的な循環を支援するには速すぎます。正しい範囲に留めることが重要です。