Aさん(42歳、男性、会社員)は、1人で暮らしている。毎日、たばこを20本吸い、缶ビールを3本飲んでいた。Aさんは週末にラグビーをした後、帰りに焼肉を食べるのを楽しみにしている。
高尿酸血症で治療を受けることになり、
尿酸排泄促進薬が処方された。缶ビールを1本に減らしたが、
尿酸値が高い状態が続いている。身長172cm、体重67kg。その他の
血液検査データに異常はない。Aさんへの生活指導で最も適切なのはどれか。
1→喫煙は
生活習慣病のリスクであり、禁煙することは望ましいといえるが、
高尿酸血症に対する直接的な指導ではない。
2→
BMIは22.6で正常な状態であるため、体重の減量は必要ない。
3→過度な運動は一時的に
尿酸の産生を亢進させる。ラグビーなどの過度な運動や無酸素運動は回避し、有酸素運動を取り入れるよう指導することが大切である。
4→
尿酸を上昇させる栄養素は、
蛋白質ではなくプリン体である。過度の肉食は制限した方が良いが、
蛋白質の摂取は禁止ではない。