A さん (65歳 男性) は
うっ血性
心不全の急性増悪で
入院し、治療を受けて自宅に退院した。 退院後は月1回の外来通院、 週1回の
訪問看護で生活指導を受け、
血圧、体重、 労作時の自覚症状について日誌に記録することになった。 初回訪問時、さんは
訪問看護師に 「庭で野菜を作るのが趣味です。 野菜作りの作業をしていると夢中になって時間を忘れてしまいます」と話した。
訪問看護師のAさんへの助言で適切なのはどれか。
1→不適切です。
うっ血性
心不全の患者さんは適切な運動を続けることが望ましいですが、極端な安静は筋力低下を招き、活動耐容量の低下につながる恐れがあります。また、趣味への参加は精神的な健康を保つ上で重要であり、全ての活動を停止する必要はありません。
2→不適切です。Aさんが野菜作りに情熱を注いでいることに注目し、それを取り除くことは、彼の精神的な喜びや生活の質を低下させることになります。
うっ血性
心不全の患者でも、無理なく楽しめる範囲内で適度な肉体活動を続けることは心身の健康に寄与します。
3→不適切です。
うっ血性
心不全の患者であるAさんは、過剰な水分摂取によって体内の水分負担が増加し、
うっ血の悪化を引き起こす可能性があります。水分摂取は医療チームの指示に従って慎重に行う必要があります。
4→Aさんが日誌に
血圧、体重、労作時の自覚症状を記録することで、自分の体調と野菜作りの作業量との関連を理解し、無理なく自分のペースで趣味を楽しめるようにすることができます。この自己管理の方法は、Aさんの自立を促し、生活の質の維持にも繋がります。適度な活動は身体機能の維持にも良い影響があるため、
訪問看護師としては、患者の自己管理能力を支援することが重要です。