足背動脈(そくはいどうみゃく)

足背動脈は足背で触知可能な動脈であり、術後の深部静脈血栓症を観察する際などに使用される。

傾向と対策

足背動脈の血管の①走行、足背動脈測定を行う②目的をおさえるとともに、③観察方法もしっかり把握しておこう。

よくわかる解説

足背動脈は前頸骨動脈の分岐枝で末梢側にある動脈で、下肢の血流を観察するのに重要な動脈であり、正常であれば、長母趾伸筋腱外側の触診でその拍動を確認することができる。だが、閉塞性動脈硬化症では下肢の血流が障害され、足背動脈の拍動が減弱してしまったり、消失してしまうに至ることもある。
大動脈バルーンパンピング法(IABP)の合併症として、挿入側の下肢虚血などがあり、両足背動脈の拍動を確認することは重要な観察項目のひとつである。(大動脈解離、大動脈穿孔も大動脈バルーンパンピング法(IABP)の合併症)

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利