傾向と対策
中耳炎で①発症する難聴、②診断する検査と③日常生活における注意点をおさらいしておこう!
よくわかる解説
中耳炎とは、中耳腔に何らかの原因で感染が生じ、炎症が起きる疾患のこと。急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎に分類される。
すべての中耳炎に共通している症状として、中耳での音が伝わり難くなる伝音性難聴がある。
診断する検査
検査方法としては、顕微鏡、内視鏡の他に、純音聴力検査やティンパノメトリーが実施される。
日常生活における注意点
慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎の場合、手術が適応される場合もある。術後の注意点として、感染予防のため洗髪時は耳栓をしたり、気圧変化により鼓膜に負担がかかるのを予防するため、飛行機や高層エレベーターなどの利用を可能な限り避けることなどが必要である。
手術を伴わない急性症状などの治療の場合、入浴時に耳栓をする必要はない(外耳と中耳の間には鼓膜があり、耳管に水が入ることはないため)。