傾向と対策
関節可動域訓練を行う際の目的、実施方法や注意点についてしっかり理解しておこう!
よくわかる解説
関節可動域訓練は、運動不足や安静臥床などにより生じた関節拘縮や筋力低下などの廃用性症候群の予防を目的とした関節可動域(ROM)の訓練である。
主に関節を動かすのが目的のなので、筋の長さの変化を伴う等張性運動を実施する。(等尺性運動とは、関節を動かさないで筋力を強化する方法)
注意点
徒手による他動運動で関節可動域訓練を行うときの注意点は、近位の関節を支持して行う。近位の関節支持は、遠位にある目的の関節を無理なくゆっくりと正しい方向に動かすことができる。また、痛みがある場合には、その範囲以上に可動域を広げずゆっくりと動かす必要がある。