傾向と対策
創傷における①肉芽の修復過程と②そのケアについて、もう一度きちんとおさらいしておこう!
よくわかる解説
肉芽の修復過程
創傷の治癒過程の増殖期で、線維芽細胞が活性化して修復材料となるコラーゲンを生成し、肉芽組織(新生組織)を形成していく。
創傷の治癒過程:炎症期→増殖期→成熟期
良好な肉芽(新生組織)の形成には、清潔な湿潤環境が必要である。色調が鮮紅色であれば、血流が良好で感染を起こしていないと考えられるので、ドレッシング材などを用いて湿潤環境を作り、瘢痕組織への変化と治癒を促す。
ちなみに、
創傷の治癒過程で炎症期には、滲出液が創に溜まり腫脹が発生する。
創傷の治癒過程で成熟期には、肉芽組織から瘢痕組織になり創が収縮し消滅する。