1→骨折部が正常に治癒せず、異常な可動性が見られる状態を偽関節と言う。治癒過程にて診断されるものであり、早期合併症ではない。
2→日常生活において、容易に
脱臼を繰り返すことを習慣性
脱臼と言う。受傷後早期に起こる合併症とは考えにくい。
3→腕神経叢は中枢から肩周辺に伸びる神経の束であり、鎖骨周辺の骨折や外傷に合併する。
4→
フォルクマン拘縮とは、
上腕動脈の循環障害により前腕屈筋群や周囲神経(
正中神経麻痺や
尺骨神経麻痺)の不可逆的な障害によって発症する、阻血性の拘縮である。
上腕骨顆上骨折の早期や
ギプス固定でも起こりうる合併症で、注意が必要である。