呼吸停止した60歳代の男性に
気管挿管を行うこととなった。挿管時の介助方法で正しいのはどれか。
1→挿管の際に
義歯があると、
義歯の損傷したり、外れて奥へ押し込まれてしまうと
気道がふさがってしまう危険性がある。そのため、挿管前に確認し、外しておく必要がある。
2→
スタイレットは挿管の際に、挿管チューブの中に通しておくことで、チューブの挿入を容易にする道具である。
先端をチューブより長くしてしまうと気管を損傷してしまう危険があるため、先端から出ない程度の浅さにしておく必要がある。
3→カフは
気道とチューブの隙間を塞ぐものであり、通常空気を注入する。
水分を注入してしまった場合、カフが損傷すると
気道内にその水分がそのままたれ込んでしまい
誤嚥となってしまう。
4→
気管チューブは
気道内に挿入するものである。そのため、確認は左右の肺音を聴取し、差がないことを確認する。
胃泡音を確認するのは、誤って
食道挿管していないかの確認で行う。