次の文を読み 94~96の問いに答えよ。
Aさん (57歳、男性)は、妻 (50歳)と2人で暮らしている。 21歳から喫煙習慣があり、5年前に風邪で受診した際に
肺気腫と診断された。最近は坂道や階段を昇ると息切れを自覚するようになってきた。
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5年後、Aさんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の
入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に
在宅酸素療法〈
HOT〉を導入することになった。Aさんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。
Aさんへの指導内容で適切なのはどれか。
1→電気毛布を使用すること自体は必ずしも問題ではありませんが、
在宅酸素療法(
HOT)を実施する際には酸素と高温が接触することによる火災のリスクを考慮する必要があります。酸素を使用している部屋での放熱性の高い電気毛布の使用は慎重に行うべきです。
2→
在宅酸素療法を行う場合、入浴時には酸素が絶対に必要か検討する必要がありますが、酸素要求が常にある場合にはチューブを外すことは推奨されません。入浴時でも酸素補給を継続するための適切な方法を患者に指導するべきです。
3→正解です。ガス調理器は燃焼時の火を使いますが、酸素は可燃性が高いため、火災のリスクが非常に高くなります。電磁調理器(IH調理器)に変更することで、火を使わない調理が可能となり、安全性が向上します。
4→
在宅酸素療法では、医師が指定した酸素流量を守ることが非常に重要です。自己判断で流量を変更することは避けるべきであり、呼吸が苦しいときはその旨を医療提供者に相談し、適切な対応をとるべきです。自己判断で流量を増やすことは酸素毒性を引き起こすリスクがあり、推奨されません。