1→
浣腸は無菌手技とは限定されていません。
浣腸は大腸内で行われるため、糞便と接触することが前提です。糞便は微生物を含んでおり、大腸は無菌状態ではないため、無菌的な措置が必要ではありません。
2→
気管内吸引は
無菌操作が必要です。
気道は無菌状態に保たれるべきであり、内部に感染を引き起こす原因となる可能性のある微生物を持ち込まないようにするため無菌手技が不可欠です。
気管内吸引時には無菌の吸引カテーテルを使用し、手袋などの無菌保護具を着用します。正解は選択肢2です。
3→口腔内吸引では通常、無菌手技を要求されるほどの厳密さは求められませんが、清潔な手技は必要です。口腔内は既に
細菌を多く含んでいる環境のため、無菌的な操作をする必要はありませんが、患者が感染のリスクを持っている場合は注意が必要です。
4→
経鼻胃管挿入は無菌手技ではなく、清潔手技で行われます。胃管を挿入する際には必ずしも無菌状態を保つ必要はありませんが、清潔な環境と器具を使用して患者への感染リスクを最少限に抑えます。胃自体は無菌の器官ではなく、多くの微生物が存在する可能性があるため、厳密な無菌技術は必須ではありません。