成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。
1→社会的抑制や否定的評価に対する過敏性を持ち、常に他人からの批判や拒絶に恐れており、社会的活動を回避しようとする特徴がある。
2→境界性パーソナリティ障害は、
思春期から
成人期に多く発症する人格障害である。見捨てられることへの不安が強く、対人関係や感情・思考のコントロールが不安定になり、自傷行為や
自殺企図などの衝動的な自己破壊行為を繰り返す特徴がある。
設問の状態に当てはまる。
3→
妄想性パーソナリティ障害は、根拠なしに他人が自分を利用すると不信をしたり、自分が攻撃されるかもしれないという不安を抱く。そのため他人と信頼関係や協力関係を築くのを困難とする。
4→他者の権利を無視し侵害することが特徴である。社会的、金銭的に無責任な行動をとる。そして自分の行動を正当化するという特徴もある。